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第16回関西学生リーグ戦
GAME7
VS京都工芸繊維大学
text by ISHIDA(shatyou) |
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| TEAM |
1Q |
2Q |
3Q |
4Q |
TOTAL |
| 大阪市立大学 |
5 |
3 |
1 |
1 |
10 |
| 京都工芸繊維大学 |
1 |
4 |
1 |
4 |
10 |
OCULAX得点者:#20伊藤3、#56田淵2、#9佐々木2、 #8美田1、#32伊藤ますし1、#11本田1
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2部昇格を決めた市大女ラクと桃山大学の応援を受け、今最後の試合を迎える!大産戦のような情けない試合はもうしない。勝つ!!
1Q フェイスオフは制し、試合は市大ボールからのスタートとなった。まずは田渕のロングシュート。続いて本田のランシュー。佐々木のランシュー。そしてますしの1対1、佐々木の1対1と攻撃が続いていき、山内の1対1となるもそこで潰されてしまう。かなり今日は序盤から積極的に攻撃を仕掛ける市大。美田が鮮やかなランシューを決めて先制点は市大がもぎ取った!沸く市大!!
竹中のチェックが鋭く敵を捕らえる。本田が1対1をしかける。2点目はすぐに入ることになる。田渕の鋭く速いロングシュートがゴールに突き刺さり2対0となる!この魅了するようなゴールにより応援席から「カッコイイ!」と悲鳴が巻き上がる。
続いて伊藤がショット。稲葉、松尾、佐々木の冷静なラインでクリアがやすやすとあがる。伊藤がさらに1対1をしかけ、山内が1対1をしかけるも潰される。しかし、竹中、田渕が上のラインでしっかりと守る。抜かれかけても2人でフォローしあうことで強固な守りを見せ、勝負できない京工。チェックアップミスにより敵がフリーとなるも、酒井が素早いカバーをする。この後、美田、藤本も粘り強いディフェンスをする。しかし粘りのあるディフェンスをしていた藤本が内抜かれされ、スライドが間に合わずシュートを決められる。
2対1となるが、藤本はすぐに借りを返す。フェイスオフで攻撃権を奪取し、走り出したら止まらない、藤本の激速スピードの1対1でスライドをひきつけ伊藤にパス。これを伊藤が決め得点は3対1となる。今日は本田、新崎ともにフェイスオフは絶好調で、終始市大がフェイスオフから有利に試合を運ぶ。
佐々木が1対1をかけ、ますしが今度はゴール裏から1対1をかけ、スライドを呼んで伊藤にパス。またしても伊藤が冷静に決め、得点は4対1となる。
本田のフェイスオフは冴えわたり、やはり勝つ。竹中が安定して拾い前線へとつなぐ。得点後も市大の攻撃が続くことで勢いがます。フェイスオファーが勝利し、竹中が拾い、攻撃が始まるという黄金パターンがこの試合では何本も見られる。
田渕、本田の2人が相互にコミュニケーションをとったディフェンスをする。稲葉も前回の試合とはまったく違う選手であるかのような好プレーを連発し続ける。蘇えった守護神、稲葉!積極的にゴール前のボールを拾ったかと思うと相手のプレッシャーを撥ね退けてキープ、正確無比なパスを何度も何度も前線へと送る。酒井も恐ろしいほどのキープ力をみせ、敵アタックを赤子のようにかわしクリアをあげてしまう。
市大のエキストラ。大産戦でみせた技巧的な市大の動きにしっかりと対応してくる。佐々木が右下でシュート。ますしからクリース前の伊藤にパス、シュート。しかしゴールを割ることは出来ず。田渕がナイスライドで奪い、美田がロングシュート。続いて佐々木がナイスライドで敵のボールを落とす。クリアをがっちり阻止し、敵をいじめぬく。
藤本、美田、田渕が上のラインで敵をしっかり押さえ込む。まったくやられる気がしない。田渕がランクリをあげる。敵をするするとかわしながら猛スピードで攻め込む。今日の田渕は魅せまくる。田渕からクリース前の伊藤につなぐ。これで今日3点目を伊藤はあげる。ゴールジャンキー伊藤が自らの力を誇示。その得点力を披露する。
波に乗る市大。攻撃はすさまじく、守備も曇りなく安定する。5対1で2Qへと続く。
2Q 崩れる気配すら見せない市大ディフェンス。負ける気がしない。佐々木が1対1からシュート。本田が1対1、シュート。田渕、下からの1対1。敵をかわしショットをするが惜しくも入らず。今日の田渕は攻守にわたりいい動きを見せる。
山内がグラボーを拾い安定感のあるキープで再びマイボールに。坂本のランシュー。藤本がそれをスクープ、ゴール前まで恐ろしい速さで切り込む。ラストパスは伊藤に。しかしシュートはゴーリーセーブ。ライド中にファールを犯しマンダウン。きっちり決められて5対2となり、さらにもう1点入れられ5対3となる。これで京工もリズムがあがりはじめる。新崎の1対1からますしの1対1、そしてクリース前の山内にパス。しかし決められない。そしてロングシュートを敵に決められ5対4となる。
勢いをつかんだ相手の攻撃が続くことになるが、守護神稲葉がパスカット。またしても相手のライドをものともせず前線へと球を供給する。ますしから再びクリース前の山内へ。しかし決められない。今日はますしがクリース前へバンバンとパスを通している。
エキストラをもらい、ますしが佐々木へ空間を切り裂くようなフィードを出し、これをきっちり佐々木が決めて6対4。さらに今度は低くなっていたディフェンスに対し、田渕が目の覚めるような鋭いミドルを放つ。これも決まり得点は7対4となる。今日の試合のファンタジスタ田渕に、歓声が巻き上がる。
フェイスオフは仕事人、竹中が拾い田渕へ。竹中のスクープ力はみんなの信頼を一心に集めている。ボールを受けた田渕は悠然と相手をかわす。そして8点目をあげたのは、試合中よいフィードを何本も出し続けた今日の陰の功労者、ますしだった。鋭い1対1で切り込み一人でゴールを演出。このあともますしはライドで相手のボールを落とすなど、随所で活躍する。
そして1点を奪われるがまだ8対5と優勢。本田がミドルを放つ。尾形が堅実なディフェンスをみせる。稲葉が確実にセーブするなど、市大は安定を保つ。稲葉から田渕への速いパスによりブレイクがうまれ、美田、山内へとつなぐも、山内のフィニッシュパスは成功せず、シュートまでは行きつけなかった。
マンダウンをもらうが稲葉、松尾、酒井の堅実なディフェンスにより得点はうまれない。2Qおわりにチャンスが生まれる。ますしのフィードがもうすこし正確であれば、さらに1点が入る局面があった。
3Q 8対5で3Qに突入する。このままいける。稲葉と酒井の素晴らしいクリアがみられる。伊藤、田渕も素晴らしいキープ力をみせる。特に田渕のキープ力には圧巻であった。ますし、新崎がこの後シュートを打つも入らず。竹中がデイフェンスで光り輝く。今日のMVPをつけるならば、田渕か竹中になるだろう。この後、稲葉が今日何度も目にしている巧みな技を魅せつける。稲葉、酒井のホットラインは力強く、すぐにピンチをチャンスに変える。1対1で本田、伊藤、山内へとパスをつなぐが、クリース前の山内はまたしても決められない。今日の山内は運に見放されたか、数あるチャンスをものに出来ずにいる。この後ランシューを決められ8対6に。
池田がナイスディフェンスをする。マンダウンとなるが上田は要所を押さえこみ、点は入らない。美田がシュート。次にますしが1対1。落とされるが藤本のライドで助けられる。佐々木のショット、山内のパスカットの後、本田が豪快にランシューを決め9対6に。藤本のナイススクープ、新崎のショット。と市大が完全に押している。
ますしのライドでボールを奪い本田、田渕、伊藤へとつなぐがプレッシャーを受けてシュートは決まらず。美田がピックに入り、坂本がランシュー。惜しいが決まらない。マンダウンでまた1点取られて9対7となる。市大ペースで試合が進むも、果敢な追い上げをみせる京工。そして4Qへと試合は進む。
4Q 京工が攻める。尾形が足を滑らせピンチに。しかし近距離のショットを稲葉が難なくセーブ。そのクリアは尾形が上げ名誉挽回する。
田渕のランシュー、本田のランシューに続き、4Qから伊藤に代わり入った石田が1対1で相手を抜き去り、シュートを放つも決まらず。その後、フライ中の隙にランシューを決められ9対8へ。
ますしが1対1をかけ、新崎にパス。新崎は飛び出してきた敵をかわしシュートを放つ。美田の1対1が失敗し、敵ボールへ。しかし、稲葉がナイスセーブをまたまた披露する。その後、石田と代わり、再び入った伊藤が敵をかわしシュート。入ったかに思われたが、決まらず。そのボールを拾いにいった山内が頭を殴られエキストラ。ますしがシュートするも入らず。しかしすぐに伊藤が佐々木にパスをつないでこれを佐々木は決める。10対8と引き離す。
新崎、藤本がシュートするも入らず。残り8分ほどになりATには多田が入る。その後1点を入れられ、京工の粘りをみせられる。応援にも力が入る。ますしから伊藤へパス。クリース前で打つも寸前のところで点は入らない。ここで伊藤は負傷し、山内が戻る。すぐ後に今度は尾形が負傷。デイフェンスは松尾、酒井、田中となる。そして残り2分を切ろうかという時間のなかで、京工の執念とも呼ぶべきシュートがクリース前のごたごたのなかで入れられてしまう。これで10対10の同点。
市大が1点をもぎ取るために激しくボールを奪いにいく。ラスト1分。ここで市大はファールを犯しマンダウン。負ければ自動降格の危機を抱える京工は、引き分けでも十分である。危険を冒さずボールをキープし、終了場際になってシュートを放ってゲームは終了。10対10での幕引きとなった。ゲーム内容では終始にわたり勝っていたが、最後の最後に勝利を引き寄せることは出来なかった。そして今年の長いリーグ戦は終わった。
夕日が空を赤く染め上げる。グランドに立つ選手の影が長く伸び、光が顔の輪郭をいっそう際立たせる。それぞれが胸に思いを募らせる。応援席にはたくさんの人が待ち受けていた。そして稲葉が最後の号令をかけた…..。
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